欲望渦巻く世界の感動する深イイ短編実話【キャバクラ編】

涙

 

 

欲望にまみれた世界にも、心温まる話はあります。

一般社会の常識が通用しない非日常空間であるキャバクラ。

世間では色々と言われていますが、

遊びに行ったことがある人や

働いたことがある人にしか分からない

独特の世界観がここにはあります。

 


 

女性は常にライバルを意識して働いていますし、

信じているお客様が指名替えをしてしまうこともあります。

そのため、「キャバクラで働くと、人間不信になる」

という噂もチラホラと耳にしますが、

そんな世界だからこそ、

普通のことが凄く嬉しく感じることがあるようです。

今回は、キャバクラで本当にあったハートフルストーリーをご紹介します。

 

お客様がくれた一言

 

・しおりさん(仮名)の体験談

店長やお店の人と喧嘩をして、悔しくて涙が出てきた時。

ケンカの理由は、店長やボーイさんが、

私が知っているお客様の番号を全て教えるようにと言ってきたことです。

私は、『お客様は、私を信頼して電話番号を教えてくれているのだから、

勝手に他の人に番号を教えることはできない』と反論しました。

 

でも店長やボーイさんは理解してくれず、

強制的に話を終わらせるような形で接客に戻ったのです。

それからしばらくして、

長い付き合いをして下さっているお客様が遊びにやって来てくれました。

 

キャバ嬢としてはご法度ですが、

そのお客様の席で思わず泣いてしまったのです。

よく知っている方の顔を見たらホッとして、

気が緩んでしまったのかもしれません。

 

キャバ嬢失格だなぁと思っていたのですが、

お客様が深い理由も聞かずに、

『事情はよう知らんけど、お前は悪くない』と言ってくれたのです。

なんだかとても嬉しくて、号泣してしまいました。

 

長年付き合ってきたお客様だからこそ、

その子の人柄も知っているので味方をしてくれたのでしょう。

「深い事情を聞かずに」というところがグッと来ますね。

 

いつもは冷たいのに…

 

・杏奈さん(仮名)の体験談

いつもそっけないお客様がいました。

メールを送っても無視。

誘っても、たまにしか顔を出してくれません。

しかも遊びに来てくれたと思ったら、

『杏奈と話すより、ボーイと話している方が楽しい』

と嫌みを言われる始末。

 

正直言って、なんで私を指名してくれているのかな?

と思っていました。

 


 

だから私が誕生日だった時も、

どうせ誘っても来ないだろうと思い連絡していませんでした。

 

ところが、そのお客様が遊びに来てくれたんです。

初めて指名をもらった時に教えた誕生日を、

ずっと覚えていてくれたみたいです。

 

いつもは1時間で帰る人なのに、

その日は3時間もいてくれて。

照れながら私の大好きなプリンを買って来てくれて、

不器用な感じにすごく心を打たれました。

 

いつもは憎まれ口をたたいているのに、

「ここぞ!!」という時にはビシッと決めるパターンですね。

見ているだけでニヤニヤしてしまいます。

キャバ嬢にとって誕生日は特別な日だといわれていますから、

意外な人が遊びに来てくれて、なおさら嬉しかったのでしょう。

 

かばってくれた担当マネージャー

 

・りおさん(仮名)の体験談

その頃は、交際をお断りした男性客からのストーカー被害などもあって、

精神的に病んでいる時でした。

その他のお客様も、平日は連絡をしても無視するのに、

私が休みとなると、引っ切りなしに連絡をしてきます…。

 

こちらからすると、

『休みの日くらい、休ませてほしい!!』

というのが本音ですが、キャバ嬢にお休みはありません。

 

とうとう無理がたたって体を壊してしまい、

当日欠勤をする日が数回続いてしまいました。

 

それが上の人に伝わってしまい、

退店を迫られそうになった時、

事情を知っている担当マネージャーが私のかわりに頭を下げて、

全力でかばってくれたのです。

 

また、『病院代が必要なら、俺が立て替えてやる』とも言われました。

恋人でもない私に、そこまで親身になってくれる人を裏切れるわけがないと思い、

それまで以上に健康管理をきちんとして、

辞めるまでは無遅刻無欠勤を貫きました。

 

いくら仕事とはいえ、

ここまで他人に対して熱くなれるのはすごいことですよね。

全力で信頼されると、

こちらとしても裏切る気持ちは起こらないものです。

 

キャバ嬢と男性スタッフの間には、

不思議な関係性があるようです。

 

その後も恋愛関係に発展することはなかったそうなので、

そういうところが逆にグッと来る話でした。

 


 


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